やまごんひすとりあ

大阪の某ITベンチャーでWebエンジニアしてます。

新卒で入社した会社を退職しました。

先日の7月3日が、新卒入社した大阪の某ITベンチャー企業の最終出社日でした。

2017年の9月より内定者アルバイトにて開発に携わらせていただくようになり、翌年2018年の4月に入社しておよそ3年弱の間、同社初めての新卒エンジニアとしてお世話になっていましたが、7月末で退職となります。(現在有給消化中)

私自身の就活についても含めて、せっかくですので少し書いてみようと思います。

自己紹介

  • 関西在住
  • 2018年にITの専門学校を卒業し、現在新卒3年目に入ったPHPエンジニア
  • サーバーサイドに興味がありドメイン駆動設計が好き
  • 学生の頃は関西のITカンファレンススタッフなどをやっていた

現職について

大阪でとある分野で有名な某ITベンチャー企業です。 一つ代表的なサービスを主軸に、そのサービスと同じ分野関連するサービスを幅広く展開しています。

現職との出会い

翌年に専門学校の卒業を控えた2017年、学生の間からずっと就活で失敗しないようにと考えて行動をしていた私は、 積極的に就活イベントに参加し、そこで知り合った良さそうなITベンチャー系を志して就活していました。

ですが、自分の実力等色々足りておらず、行動開始は早かったのにも関わらず就活はことごとく惨敗してしまっていました。(約15敗)

そんな中、2017年のPHPカンファレンスに学生スタッフとして参加した際の懇親会の席にて、 偶然同席になったエンジニアのNさんと出会ってお互いにPHPでDDDを実践してるという共通点があり意気投合し、「うちの会社はどう?」と冗談半分で声をかけていただきました。

後日、そのNさんの会社のHPを見た際に感じた雰囲気や制度、その他全体的に私が就職先の必須条件として考えていた内容のすべてを満たしていたことと、 懇親会で話したNさんと一緒に仕事をしてみたいと感じていたため、面接を受けることにしました。

早速応募し、手応えしかなくて逆に心配になるような1次面接を受け、その後2次面接という名のランチ会に呼ばれてその場で内定通知書をいただきました。

こんなにすぐ内定を頂けるなんて、ご縁というのは本当にあるんだなぁと思ったことを覚えています。

内定者アルバイト

当時、学校でDDD+Laravelでチーム開発をしていたり、別のIT企業のアルバイトにてDDDを使った開発をしていました。 そういったことが相まって、内定者アルバイトに入ってすぐに携わることなった管理システムのDDDについても、早い段階で大まかなシステムの構成等は比較的早く理解できてDDDというものの強力さを感じることが出来ました。

一方、管理システムのフロントまわりはvue/vuexで作られており、こちらの方は一切の知見がなかっため課長やNさんに概念自体の理解をする時点からフォローをしていただきつつ開発をして行きました。

その後、管理システム周りのタスクをやっているうちに入社の季節となりました。

入社後のビジネス研修

入社した後の新卒研修では、会社として新卒を取り始めた初年度ということもあってか 実際の内定者アルバイトで感じていた社内の雰囲気とは全くそぐわないような、

いわゆる悪名高い、大声出して挨拶したり、目標を大声で言ったり、大声で暗記したことを発表するタイプの研修合宿に行かされました。(一応今年で最後だったらしく、来年からはもうないそうです。)

めちゃくちゃビビってたんですが、行った結果としては この年齢になってあんなに大声出す機会も無いので新鮮だったのと、 心の中で講師の方が言ってることに関して「それは一理ある」「いやそれはないやろ」「それさっき言ったのと矛盾してるやん」とツッコミつつ聞いてたので洗脳されることもなく、逆に楽しめました。

実際行きたくなかったし、行く前に危惧していた通りの内容でしたが、終わった後は「まぁ、一生に一度ぐらいは経験してもよかったかもな」とか思っちゃったので、ああいう研修は良く出来てるなぁと思います。

一番のメリットは、研修を受けると時間が経っても同じ研修受けた人と研修の話をネタにして盛り上がれるので、 研修内容を真に受けないスタンスで行くのはアリかもしれないです。

そういった新卒共通のビジネス研修が一ヶ月ほどして終わって、開発部に配属になりました。

開発部配属後

組織として開発部というものが発足したばかりだったことと、これまでのアルバイト中でも 「やまごんは新卒ではあるけど、もう実質中途みたいなものだからw」と冗談まじりで言われていた通り、本当に新卒PG用の研修やOJTなどは特にないまま案件にアサインされて開発に戻っていきました。 (元々中途向けのエンジニア研修用なども特になく、やりながらわからない箇所は聞きつつ覚えるスタイルでした)

それからは、比較的モダンで長く育てているDDDで作られた管理システムから、作ったらほぼそれきりのバッチ処理が多い社内システム、PHP5.3で作られたレガシーなものまで、色々な規模感のプロジェクトに携わらせて頂けました。

特に社内システムについては、これまで学んできたDDDなどの汎用性の高いものプログラムではなくシンプルかつ処理に特化したものをスピード感を求められた状態で作るといったものだったので、非常に良い経験になったと思います。

開発部という組織としては、上長の方々が積極的に組織の改革などをしようというスタンスで居ていただけたので、 長年の社内のコミュニケーションツールがChatworkのみだった状態から開発課等のITリテラシーの高いチームではSlackを使うようにしたり、esaなどのサービスの導入検討、 当たり前かもしれませんが、古い技術などには囚われず新しい技術の導入を推奨するなどをしていただけました。 また、他のエンジニアの皆さんも、私のような新卒の意見でも真摯に聞いていただけたので非常に居心地は良かったです。

開発部に対してやったこと

そんな私が入社し、一部まだレガシーな状態が残っていた開発部に対しておこなったことですが、 アルバイトで入社した当時は、gitを使ってPRでレビューをする文化はあっても、approvedの機能などを使っていない状態だったので、使ってレビューするようにエンジニアの方々に働きがけをしたり、

入社後もPRでのWIPの使い方、gitのコミットのprefixなどのgit周りのお作法についてもどういった所が良いのかなどを社内ドキュメントとしてまとめて共有し、最近ではその作法に沿って使ってもらえる人が増えてきていた状態でした。

また、社内には外部の勉強会に参加する方や、技術記事の共有等を社内でする方がほぼいなかったので、社内でもそういった文化ができてほしいと思い、

私自身が積極的にそういった勉強会に参加してその結果を共有したり、情報収集をして良いと思った技術記事などを社内にシェアするようにしていました。

また、Slackを導入する際にSlack経験があるエンジニアがほぼ居なかったので、僅かなSlack経験者の方と、Slackで分報を使うルールを作ったり、積極的に治安の良いemojiを登録してリアクションに使うことでChatworkとの違い(リアクションだけで簡易なコミュニケーションが取れる)などをやってみせつつ利便性を上げ、Slackの導入の滑り出しをサポートしたりしていました。

他にも、入社した2018年の10月頃、来年週者予定の未経験の新卒エンジニアの子がインターンに来ることになった際に、 どういった事をやるのか決まっていなかったりしたので積極的に研修や教育の進め方についてのアイデアを出したり、 未経験エンジニア向けのPHPアルゴリズムテストを少し作ってみたり、gitの研修的な講義や、GUIしか居ない中サーバー上でgitを使う時に苦労しないようにCUIでgitを使えるように教えたり、実際に業務に入ってからのフォローなど、

私自身が新卒という立場ではありましたが、次年度の新卒に対して色々やったり(やらせてもらったり)していました。

転職の理由

一番の理由は、転職する時期が来たと思っていたタイミングで、自分の仕事に対する考え方と合っていて魅力的だと思っていた会社とご縁があったことにほかならないと思います。

実際、現在の会社は働く先としてはプラマイで考えるとマイナスはあれど一応プラスが上回るような感じだったので、今回のご縁がなければもう少し現在の会社にいることになっていたと思います。

会社自体のマイナスに感じていた部分についてざっくり言ってしまうと、企業のやっていることや社長について不透明に感じる部分が多くあり、いくら開発部として上長や自分が頑張って良くなっていったとしても 組織の上は変えられないという事を感じてきたというのも理由の一つとしてありました。

詳しくは下手なトラブルを避けたくないので飲み会などに誘っていただくか、直接DM等で質問していただければある程度は答えます。(多分)

転職のきっかけ

転職のきっかけですが、入社のきっかけともなっていた憧れの対象でもあったエンジニアのNさんが、私の入社から半年後にやめてしまったことや、その後に憧れの対象として定めた先輩方が次々と転職していってしまい、 一緒のチームで開発して色々な議論等をして勉強させてもらっていた先輩が今年の1月時点で転職すると聞いた時に

「ついに自分も転職の時期が来たんだな」と思ったことです。

そしてその先輩が転職する先の会社が偶然前々から自分が知っていて気になっていた企業でもあり、現在の会社に対して思っている不満点も解消でき、よりよい環境で成長が望めそうだなと先輩から話を聞いて思いました。

そこで、その先輩に頼み込んで取り次いでもらうようにお願いをして面接を受けさせていただくこととなり、結果として非常に運良く縁あって内定をいただく事ができました。

やはり、自分自身が漠然と憧れる事ができるようなエンジニアの方々と一緒に開発したり、周りのエンジニアからも刺激を受けつつ与えつつといった環境が羨ましく感じていたこともあり、ドキドキもしていますが非常に楽しみです。

これから

8月1日入社になりますので、約一ヶ月有給消化タイムです。 できるだけ有意義に勉強などをしていきたいとも思いますが、ここまで長い休みはめったに無いので存分に楽しみたい気持ちもあってせめぎ合っています。

土日は用事で埋まってきていますが、平日は基本的には時間がありますので気軽に飲みに誘って頂けると非常にうれしいです。

新しい会社では実際に顔を合わせて開発するのを推奨している風土ではあると聞いていますが、コロナ禍が収まるまでは在宅継続と聞いているので果たして新天地のオフィスに出社できるのはいつになることやら・・・

転職エントリに関しては転職して落ち着いてから気が向いた時に書こうとおもいます。

おまけ

これまで機会がなかったので公開したことがなかったのですが、 こういった記事を書く時は必須だと思ったのでAmazon干し芋リストおいておきます。

https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/ETC5HEKC7DJP?ref_=wl_share